経営者・ビジネスパーソン専門
コンセプトデザイナー/
心理コンサルタントの常光です。
今日は
「乗り換え自由!?
人生を自分でデザインするための
人間関係論」というテーマでお話をします。
自分らしく幸せな
ライフキャリアデザインができない
大きな原因の一つが
必要以上に他人を気にしすぎることです。
目次
幸せに生きていく上で、
他人を理解したり、共感したり、
協力することは必要です。
しかし、いつも自分の思いよりも
他人の思いを優先させているとか
自分がどうしたいかよりも
人からどう見られるかが
優先になってしまっている状態だと
いったい誰のための人生なのか
分からなくなってしまいます。
それでは自分で自分の理想の人生を
デザインしていくことはできません。
そこで、このコラムでは
自分らしく幸せな生き方を
自分でデザインしていくために必要な
人間関係についての考え方を
お伝えしていきます。
「人間関係は電車のようなもの」と捉えると
必要以上に他人を気にしすぎることなく
自分の人生設計に集中できます。
「人間関係は電車のようなもの」とは
具体的にどういうことなのか、
4つのポイントを押さえていきましょう。
1つ目のポイントは
「人間関係は移り変わっていくものだ」
ということです。
電車の同じ車両に乗っていても
人それぞれ最終目的地は違います。
ですから、
駅に着くたびに降りていく人がいて
また、乗ってくる人もいます。
常に乗客は移り変わっていきます。
同じ電車に乗っている人は、
それぞれの目的地に向かうための途中の区間
「ここの区間は同じだから、
ご一緒しましょう」という関係です。
人間関係も同じです。
私たちは一人一人
別々の人生を歩んでいます。
例えば、同じ職場でご一緒している人たちは
それぞれの人生の中で、
たまたま同じ時期に
同じ会社で働くことを選んだだけ。
同じ電車にたまたま
乗り合わせているようなものです。
同じ部署で同じ仕事をしていても、
当然、AさんにはAさんの人生があり、
BさんにはBさんの人生があります。
その中でたまたま
「この会社で、この職種で働く」という
同じ目的の区間をご一緒しているにすぎません。
家族関係も同じです。
このAさんとBさんが
ご夫婦やパートナーであっても
AさんにはAさんの、
BさんにはBさんの
それぞれ別の人生があります。
どんなに仲がいいご家族でも
一人一人の人生はやはり違います。
それが淋しいことでも
ダメなことでもありません。
「夫婦だから同じ人生を歩まなきゃ」と
自分がするべき自分の人生の大事な決断を
相手にゆだねすぎてしまったり
逆に自分が相手の生き方を
「こんなふうに生きてもらわなくては困る」と、
操作しようとしてしまうと
それは健全なパートナーシップではなくて
依存関係になってしまいます。
それぞれが大人として、
自分の人生に自分で責任を持って自律しながら
でも同じ方向に向かうんだったら
同じ電車に乗って一緒に行こうよ。
というのが、
健全なパートナーシップのあり方です。
それぞれが別の人生を歩んでいるというのは
別々だから協力しませんということではありません。
むしろ逆で、
それぞれが別の人生を歩んでいるからこそ
一人ではできないこともあるので、
必要なところは協力していきましょう
という考え方です。
また、一人でできることでも、
二人でやったほうが楽しいとか
二人でやったほうが幸せとか
二人でやったほうが満たされることもあります。
そんなふうにお互いが幸せになるために
同じ目的に向かう時には
一緒に協力してやっていきましょうというのが
幸せで健全な関係性です。
そして、「共通の目的に向かう時は
一緒にやっていきましょう」と
スタートしても
100年も続く長い人生の中で、
世の中もどんどん変わっていきますし
人それぞれ求めるものも
変わっていきます。
例えば、20代の時に自分の人生で
一番大事にしたいと思っていた価値観が
50代になっても全く変わらないという人は
あまりいないのではないでしょうか。
年を重ねると、また若い頃とは違う価値観を
大事に感じるようになるなど、
変化していくのは自然なことです。
ご夫婦やパートナーで、
その変化の方向性が同じだったり
お仕事の内容や家事のやり方とか
細々したことは変化しているけれども
一番大事にしたい本質が変わらないのであれば
ずっと一緒の電車に
幸せに乗っていくことができます。
でも人生が進んでいく中で
それぞれの求めるものが変わってきて
本質的な方向性が大きく
ズレてくることもあるでしょう。
その時には電車を乗り換えるという
選択肢もあります。
大きな方向性が
パートナー同士でズレることがなく、
一生同じパートナーと
幸せに過ごしましたという人生も
電車を乗り換えて一人になりましたとか
別のパートナーと過ごすことを
選びましたという人生も
選択肢の一つと言うだけで、
どちらが良い/悪い、正解/不正解は
一切ありません。
それぞれの人が、
自分たちにとっての幸せな選択をすればいいのです。
ですから、人との別れに対して
ダメなこととか、負けとか、失敗とか
ネガティブな意味づけやジャッジを
しない方がいいでしょう。
電車を乗り換えるように、
人間関係も移り変わっていくのは自然なことです。
幼稚園生の時に一番仲が良かった子と
今でも一番の大親友という人は
ほとんどいないでしょう。
それはおかしなことではなく自然なことです。
別れの瞬間は淋しかったり、
つらい気持ちになるかもしれませんが、
だからと言って、
家の方向が違う友だちを
無理やり自分の家まで連れてくるのは
誰のためにもなりません。
また、新幹線の隣の席に3時間一緒にいた人と
別に仲がいいわけではないように、
一緒に過ごす時間の長さや距離の近さが
愛情や信頼に比例するわけではありません。
駅に着くたびに乗客が
移り変わっていく電車と同じように
自分の身近な身の回りの人間関係の範囲から
出て行く人もいれば
新たに入ってくる人もいます。
人間関係は常に
移り変わっていくものです。
それを自然な流れなんだと
捉えることができていないと
自分が必要なタイミングで
乗り換えることができなかったり
乗り換えていく時に
不要な罪悪感を持ってしまったり
乗り換えて出て行こうとする人に対して
「相手のためにも引き止めないといけない」という
余計なお世話をして
相手の人生の流れを止めてしまったり
乗り換えていく人に対して
「裏切られた」、「ひどい」などと
被害者意識を持ってしまうことがあります。
ポイントの2つ目は
「無理に仲良くする必要はない」ということです。
電車の目的は、それぞれの人が
自分の目的地に向かうことです。
同じ車両に乗っている人と
無理に仲良くする必要は全くありません。
もし、たまたま隣り合わせた人と
意気投合して自然と仲良くなったら
それはそれでドラマみたいな
とても素敵なことですが、
実際にはそういうことはごく稀でしょう。
無理に仲良くしようとせず、
それぞれがそれぞれの目的地に淡々と向かえば
それでいいのです。
ただ、狭い空間に一定時間一緒にいるので
最低限、相手に危険や恐怖を与えないように
お互い配慮や協力が必要な部分はあります。
例えば、新幹線の自分の座席で
お弁当を食べたり、
熱々のコーヒーを飲むのは
まったく問題ありませんが、
ギュウギュウに混んでいる満員電車の中で
突然肉まんを出してきて食べるとか、
コンビニで買った熱々のコーヒーの
紙コップを持っていくと危ないですね。
電車が揺れた瞬間に
隣りの人にかかってしまうことがありますから。
また、気分が悪くなって倒れた人がいたら
近寄って行って「大丈夫ですか」と声をかけたり、
車掌さんを呼んだり、
助けようという行動を起こす人も多いでしょう。
無理に仲良くする必要はないというのは、
他人だから放っておく、
まったく気にしないという意味ではありません。
お互いが安全に気持ちよく過ごせるために、
無理なくできることは
配慮したり協力しあえばいいのです。
しかし、だからと言って無理にそれ以上
仲良くしようとする必要はありません。
電車で隣に座っている人の顔色を見て
「大丈夫かな?なんか怒ってないかな?」と
気を遣う必要は全然ないですし、
「機嫌悪そう。和ませないと」と、
面白いことを言う必要も全くありません。
その車両を盛り上げて
「他の車両よりうちの車両の方が盛り上がってて、
みんな仲いいんですよ」というような
誰に何のアピールをしてるんだ?
みたいなことをする必要も
もちろん全くありません。
そんな時間とエネルギーがあるのなら、
それぞれの人が自分の目的地に向かうために
必要なことをすればいいでしょう。
寝て過ごしてもよし、
景色を眺めてぼーっとしてもよし、
音楽を聴きたい人は聴けばいいし、
読みたい本を読んでもいいし、
面白い動画を見て気分転換してもいい。
これから打ち合わせに向かう人なら、
今日打ち合わせる内容を
頭の中で整理したり、
メモしてまとめる時間にしてもいいでしょう。
ポイントの3つ目は
「同時にいろんな電車を利用してOK」です。
1日の中でいろんな電車に乗り換えたり
平日と休日ではまた別の電車に乗るように
いろんな電車を同時に利用することは当たり前です。
人間関係もこれと同じで
いろんな人間関係を同時に持っておくのは
当たり前のことです。
例えば、「同じ会社の中に憧れられるような
ロールモデルになる先輩がいないから
自分のキャリアビジョンが描けない」という
ご相談をたまに受けることがあります。
これに対する答えは簡単で、
社内にいなければ、
社外の人を参考にすればいいだけです。
また、直接知っている人でなくても、
今はインターネットやSNSで
簡単に情報収集ができます。
自分が憧れるような
ビジネスパーソンをフォローしておけば
こういう考え方をされるんだなとか
こんな本を読んでおられるんだなとか
情報はいっぱい入ってきますし、
参考にできるところはいっぱいあります。
ロールモデルも一人
「この人が師匠」というような人を
作る必要は全くありません。
この人のこういうところが素敵だな。
また別のあの人のこういうところが素敵だな。と、
いろんな人を参考にしながら、
自分の理想を少しずつ明確にしていけばいいでしょう。
また、例えば、「家族に相談したら
話を聞いてほしいだけだったのに
すごいアドバイスしてきて
逆にしんどくなった」というような
ご相談を受けることもあります。
これも、自分のニーズに合わせて
相談相手は自分で選んだ方がいいですね。
アドバイスを欲しい時はこの人。
ただただ共感して聞いてほしいという時はこの人。
と言うように、いろんな選択肢を持っておいて
使い分ければいいのです。
また、自分がアドバイスを求めていても
すべてのアドバイスが自分に
フィットするわけでもありません。
そういう時はいちいちすべてを
真に受ける必要はないです。
今の自分にはちょっと取り入れるのは難しそうとか、
自分の価値観とはちょっと違うのであれば、
それはそれでいいのです。
全て真に受けて「この通りやらなくては」とか
「こっちが正解なのか」と悩む必要はありません。
ホームで電車を待っていて、
自分が乗りたい方向と違う電車が来たら
乗らずにやり過ごしますよね。
「何が何でも一番最初に来た
この電車に乗らなければいけないのか?」などと
思い悩む必要はありません。
それと同じで「ああ、なるほどー。
こういう意見もあるのかー。」と、
そのアドバイスも参考程度にしておいて、
聞き流せばOKです。
私もコンサルタントをしているので、
いろんな方にいろんなアドバイスをしますが、
「私の考えが正解で、
すべての人に私の言うとおりにやってほしい」
などとは全く思っていません。
何が何でも盲目的に
コンサルタントに従おうとするのではなく、
コンサルタントの言うことは
あくまで一つのヒントにしながら、
「へー。なるほど、そういうやり方もあるんですねー。
でも、やっぱり最初に自分で考えていた
やり方でやってみます」などと、
クライアントさんご自身が決めて行くのが
健全なあり方です。
いろんな意見を聞いてみた結果、
「やっぱり最初に考えていた通りでいいんだ」と
確信が持てて気持ちが固まることもよくあります。
だから、アドバイスを聞き流して
人から言われた通りにしないことも
無駄ではないのです。
いろんな電車を同時に利用すればいいので
人間関係が移り変わっていって
ある部分では関係性が切れても、
また別の部分でお付き合いを続けることもできます。
自分が部署を異動しても、
元の部署の仲のいい人とは、
ランチに行けばいいですし
自分が会社を変わっても、
付き合いたい人とは連絡を取ればいいですし
契約が終了して、
お仕事上の関係性が終わっても
「この人とは個人的に接点を持ちたい」と思う人とは
「またご飯行きましょう!」と誘えばいいですね。
ご夫婦やパートナーとしては
関係性が終わっても
子どもの親としてとか
一人の人間同士として
友達関係を続ける人もいらっしゃいます。
また一度お話しただけの名前も知らない人から
ちょっと教えてもらったことが
人生にすごく大きな影響を与えて
お名前すら分からない人に
ずっと感謝していて心に残っているという
関係性もあります。
(私にもそういう人が何人もいます。)
人間関係というのは
あるか/ないかという二択ではなく、
会う頻度や場所や内容が変わるグラデーションです。
白か黒か、あるかないか、付き合うか切れるか。
というような考え方をしていると
柔軟な乗り換えや人生設計ができなくなります。
付き合うか切れるかの二択ではなく、
さまざまな関わり方があるグラデーションの中で
今の自分は誰とどんなふうに
関わりあっていきたいかを選んでいけばいいのです。
ポイントの4つ目。
不要になった席は必要な人に譲りましょう。
家族関係であれ、職場の関係であれ
お友達同士の仲間であれ
「何か違うな。 前は楽しかったけど、
今ここにいて居心地悪く感じている自分がいるな」
そんなふうに思い始めたら、
乗り換えのタイミングかもしれません。
あなたにとって「何か違うな」と
思っているその席は
他の誰かにとっては
めちゃくちゃ座りたい席かもしれません。
だから「ああ、もうこの電車ダメだよね。
全然行きたいところに行かないよね。
イケてないよね」とか言いながら
その席に座り続けるよりも
自分が乗りたい電車に
乗り換えていくほうがいいのです。
すると、空いた席には
誰か座りたい人が座りに来ます。
例えば、大阪から東京に向かうときには
在来線や地下鉄やバスで新大阪駅まで行き、
新幹線に乗り換えて東京に向かいます。
地下鉄にずっと乗り続けて
「もう3時間も乗ってるのに
大阪市内グルグルしてるだけで
一向に東京に着かないな~」とやきもきしても、
絶対東京には着かないですね。
地下鉄に「もっと頑張って地下掘って
東京まで行ってください」と言っても
絶対無理な相談です。
相手に方向を変えさせようとするのではなく、
自分が乗り換えればいいだけです。
そろそろ乗り換えのタイミングかもと
頭では分かっていても
難しいことがあります。
その理由は2つ。
一つは、ポイントの1番でお伝えした
「人間関係は移り変わるものだ」という
前提がないことです。
すると、「乗り換えてはいけない。
これだけお世話になったのに
裏切ってはいけない」という変な責任感で、
文句を言いながらも
その席に居続けるような、
誰も得しないことになってしまいます。
もう一つの理由が、
乗り換えようとするときにできる
一瞬の空白に耐えられないことです。
この電車を降りたら、
次の電車が来るんだろうか?という不安や、
次の電車が来るとしても
どんな電車か分からないから、
それよりは、今のこの電車に乗っていたら
少なくとも今以上に悪くなることはない。
だから不満だけども、乗り換えられないという
自信のなさや不安が原因です。
空中ブランコに乗っていて
次のブランコに移ろうと思ったら
一瞬手を離さないと
次のブランコはつかめません。
でも、その一瞬手を離すのが怖い。
だから、いつまでも手を離さず、
ただブラブラしているだけという状態です。
でも、空中ブランコは下にネットがあります。
だから落ちても大丈夫。
ケガをすることもありません。
人間関係も同じです。
セーフティネットをはっておけばいいのです。
ポイントの3つ目でお話ししたように
同時にいろんな電車を利用してOKですから
いろんなコミュニティにゆるく所属して
一つがなくなっても安心安全という
体制を作っておけば、
手放すのにそんなに勇気は必要ありません。
今いる職場の人間関係しかない状態だと
「そろそろ職場変わりたいな。
ちょっと業務内容にも飽きてきたな」と思っても
異動希望を出しても
異動先でやっていけるか?と不安だったりして
動いてみることができません。
それ以前にそもそも、
どの部署で実際にどんな仕事やっているのかとか
実際どんな雰囲気なのかという
他部署の情報もよく分かりませんから、
自分がどこに異動したいかもよく分からず、
異動希望すら出せません。
他部署の人とも普通に交流があり、
異動しても誰かしら知ってる人がいて
安心と思えていれば、
「そろそろ仕事変わりたいな。
別のことにチャレンジしたいな」と思った時に
乗り換えやすいです。
いきなり異動希望を出す前に
ちょっと知り合いの人に
「実際そっちの部署ってどんな感じなん?
繁忙期とかある?
出張はどのくらいある?
未経験から異動した人っている?」などと
いろんな話を聞くこともできますから
異動後のミスマッチも少ないです。
異動先の相手からしても
全く知らない人が異動してくるよりも
「何か興味ありそうで、いろいろ話
聞いてきてた、あの人だな」と
少しでも話したことがある、
顔が見える人が異動してくる方が安心です。
目の前の仕事だけに追われていて
それ以外の人間関係がない状態だと、
「この人に契約を切られたら先がない」とか、
「この人に気に入られなければ
自分は仕事がなくなってしまう」という感覚になり、
対等なお付き合いができなくなることもあります。
そうなると、
そもそも自分がそのビジネスを始めた目的や
想いを見失ってしまって
「この目の前の仕事相手の気分を
害しないようにしよう」とか
「相手に気に入られなければならない」ということに
夢中になってしまうことがあります。
それでは本来の目的や本質から
どんどん遠ざかってしまいますね。
目の前の仕事とか
目の前の関係性だけではなく、
日頃からいろんなところにアンテナを張り、
いろんな人と無理なくゆるく
自然体で交流をするのがオススメです。
普段から
「そういうニーズも世の中にあるのか」とか
「そういう働き方も世の中にあるのか」とか
視野を広く持ち、
その一つ一つの情報に
「やらなければ!」と飛びつくのではなく、
まずは
「自分はやりたいかな?
やりたくないかな?」などと
自分と相談しながら
やりたいこと、面白そうなことが見つかったら
セミナーを受けに行ったり、
詳しい人にお話聞いてみたり、
そんなふうに無理なく自然体で
人間関係もスキルも作っていけば
自然に乗り換えができます。
「やりたいことがあるけど
変わる勇気がない」という人が
時々いらっしゃいますが
必要なのは勇気ではなくセーフティネットです。
下にネットも張ってない
空中ブランコをいきなり勇気をもって
手を離して乗り移るような、
そんなリスクの高いことを
わざわざする必要はどこにもありません。
気合を入れて
「今年こそ乗り換えるぞー!」などと
やる必要は全くなく、
自分の進みたい方向性や
行きたい目的地を明確にして
そのために必要な人間関係とかスキルを
楽しみながら少しずつ作っていく。
そんなふうに自分なりのペースで
準備ができていく中で
自然と気づいたら乗り換えていた、
というのが一番勇気がいらないでしょう。
最初は趣味やボランティアでやっていたことが
だんだん仕事になっていったりとか
憧れの職種があって、
その仕事をしている人に話を聞きに行ったり
オススメの本を読んだり
セミナーに参加したり、
勉強するのも楽しいな~と、
やっているうちに
「欠員ができたから、
うちの部署異動したいなら来る?」とか
「ちょっと仕事手伝って」とか
声を掛けてもらえる乗り換えだったら
勇気は全くいりませんね。
「ありがとうございます」と言って
ただその流れに乗るだけです。
たまたま乗り合わせた
電車内で出会った人から何か刺激を受けて
「そんなやり方もあるんだ」と視野が広がって
自分の目的地が変わることもあります。
しかし、あくまで主体は自分です。
たまたま乗り合わせた隣にいる人が
「私東京行くんですよ」と言っているのを
参考にすることはできますが、
そのまま
「自分も東京行かないとダメかな?」などと、
自分の目指す目的地や
気持ちがどっかに行ってしまって
他人の意向とか他人の影響を受けすぎで
目的地がブレブレになってしまうのは本末転倒です。
他人に気を使いすぎたり
他人の意向に沿うこととか
嫌われないようにすることとか
気に入られるようにすることに
全力を注ぐ必要は全くありません。
自分の人生ですから、
自分が好きなように
自分の向かいたい目的地に向かうことに
時間とエネルギーを注ぎましょう。
そして、どんどん自分らしく幸せに
なって行きましょう。