「本当にやりたいことがわからない」とか、
「やりたいことをやっているつもりだけど
バタバタ忙しいばかりで充実感がない」とか、
「このままでいいのかな?」と
方向性に迷うことはありませんか。
このコラムでは、5つのステップで
強みと本当にやりたいことを見つけて
生き方をデザインする方法について
解説します。
本当に望む生き方を実現するための
効果的な順序とやり方が
5つのステップで分かります。
今までがんばっても
うまくいかなかった原因が分かり、
ムリなく成果が出せるようになります。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
世の中には、
自分が心から望むキャリアや
ライフスタイルをつくり、
人間関係にも恵まれて、
自分らしく幸せに生きている人がいます。
他方、目指す方向性がぼんやりして
「これでいいのかな?」と
モヤモヤを抱えている人や、
行きたい方向性がちぐはぐで、
アクセルとブレーキを同時に踏み、
もがいているような人もいます。
一生懸命がんばって、
ある程度成果は出ていても、
プレッシャーや周囲への気遣いで
疲れてしまっている人もいます。
同じようにスキルや能力あって、
同じようにがんばっていても
このような違いが表れます。
なんかずるくないですか?笑
この違いはどこにあるのでしょうか。
違いは、効果的な順序と効果的なやり方で
生き方をデザインしているかどうか。
努力しているかいないかの違いではありません。
どちらの方も同じように努力しています。
でも、努力の方向性が違います。
また、能力の有無という違いでもありません。
どんな人にも必ず強みや魅力があります。
その持っている能力を
活用できているかどうかの違いです。
たとえば、
「どんな人にも強みや魅力があります」と
お伝えした時に
「いやいや、私なんて何の強みもないです」
みたいにバサッと言っちゃう人もいます。
せっかく持っているものを
そんなふうに「たいしたことない」って
最初から切り捨てていたら、
活用できるわけがないですね。
すごくもったいないです。
なぜ望む生き方がデザインできないのか
その理由は3つあります。
1.そもそも力を入れてない。
2.難しい、できないと思っている
3.効果的な順序ややり方を知らず
悪循環になっている
まず、
生き方をデザインすること自体に、
そもそも取り込まれていないことが多いです。
なぜ取り込まないかと言うと、
難しい、自分にはできないと
思っているからです。
そして、そもそも取り組んでいないので
効果的な順序ややり方を学ぶ機会がなく、
一生懸命がんばっていても、
努力の方向性が違ったり、
持っている能力を活用できず、
悪循環になってしまっています。
そこに気づけばいいのですが、
気づかないと、
デザインが足りないのではなく、
「努力が足りない」と誤解してしまいます。
そして成果が出ないやり方に
時間とエネルギーを
ますます大量に投入し続けてしまう。
こんな悪循環になってしまうのです。
自分の本当のニーズを叶えていくためには、
「効果的な順序」×「効果的なやり方」で
生き方をデザインすることが大事です。
具体的には、
「強み」と「本当にやりたいこと」から、
自然体で成果が出る仕組みを作っていきます。
その仕組みをつくること、
デザインすることに
時間とエネルギーとリソースを使います。
そうして、等身大の自分で幸せになれる
キャリアやライフスタイルをつくり、
実現していくのです。
その効果的な順序とやり方が
次の5つのステップです。
一つ一つのステップは
それほど難しくありません。
強靭なメンタルや、特殊な能力も
必要ありません。
ただし、この「順序」と「やり方」で
行う必要があります。
がんばっているのに
幸せ感につながらないときには、
この5つのステップのどこかが抜けているか、
順番がおかしくなっているか
一部やり方が間違っています。
これから5つのステップを順に
解説していきます。
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まず、最初のStep1は【気づき】
「現在地=今の自分を知る」です。
迷っている時というのは、
目的地が分からなくなっているのではなく、
現在地が分からなくなっています。
紙の地図を持っていても
迷うことがあるのは、
今いる場所が分からなくなっているからです。
その点スマホのマップは、
常に今いる場所を示してくれますので、
紙の地図に比べて格段に迷いにくいですね。
(私のような方向音痴には
ほんっと、ありがたい!)
キャリアデザインも同じです。
「これからどこに向かいたいか」と
未来を考える前に、
自分が今いる場所を確認する必要があります。
自分の現状を正しく把握できれば、
進みたい方向も分かってきます。
ただ、残念ながら自分のことというのは、
なかなか客観的に認識できません。
たとえば、自分の「強み」というのは、
息を吸って吐くように
当たり前にできてしまうことです。
努力してやっていないので、
「このぐらいできて当たり前」
「このぐらい誰でもできますよね」と
勘違いしがちです。
つまり、多くの人は
自分の強みを正しく認識できず、
過小評価してしまいます。
強みを過小評価してしまうと、
同じようにできない他の人に対して、
「なんでこのぐらいできないの?」と
腹が立ってしまうこともあります。
相手ができないわけじゃなくて、
自分ができてるだけなんですけどね。
つまり、強みを認識していないと
その強みをうまく活用できないだけではなく、
人間関係にも悪影響になることが多いのです。
活用できない=ゼロではなく、
正しく認識していないことで
むしろマイナスになってしまう。
すごくもったいないです。
さらに、息を吸って吐くようにできる
一番の強みではなく、
努力してできるようになった二番手の強みを、
「これが一番の強みだ」と
勘違いしていることも多いです。
そのような二番手の強みは
過去の自分や一般的な平均に比べたら
かなりできることではあります。
しかし、それ以上に
「自分では努力しているつもりもなく
できてしまっている一番の強み」が
あるのです。
そちらを活かさない手はありません。
また、自分が本当にやりたいこと、
心からのニーズに気付くことも
なかなか難しいことです。
皆さんお忙しいですから、
自分のニーズよりも、
目の前のタスクや人から要求されることに
追われることも多いでしょう。
もちろん、それは悪いことではありません。
しかし、それがあまりにも多過ぎる、
常に自分のニーズよりも
目の前のタスクや他人のニーズを
優先してしまうような状態になっていると、
いつの間にか本当の自分の心が
分からなくなってしまいます。
「本当はやりたいことがあるのに、
別のやらなければならないタスクに追われ
やりたいことができない」という
葛藤を抱えているとしんどいですよね。
ですから、人間の心はうまくできていて、
そういう葛藤に苦しまなくて済むように
「やりたい」気持ちに
無意識にフタをしてしまうことがあります。
やりたい気持ちを
なかったことにしてしまう方が、
葛藤を抱え続けるよりラクですからね。
たまにならいいのですが、
いつも自分のニーズよりも
目の前のタスクや
人からの要求を優先していて
自分の気持ちにフタをし続けていると、
気持ちが分からなくなっていきます。
そんなふうに
自分がやりたいことが
だんだん分からなくなっていく
ことがあるのです。
自分の強みや本当にやりたいことが
見えなくなってしまっていたら、
本当に望むキャリアやライフスタイルを
実現するのは難しいです。
自分のことが分からなくなる理由は
主観や思い込みです。
「分かっている」と思い込んでしまい、
見失っていることに気づかないのが原因です。
二番手の強みを「一番の強みだ」と
思い込んでいると、
一番の強みに気づきません。
目の前のタスクを
「本当にやりたいことだ」と
思い込んでいると
本当のニーズは見つかりません。
Step1の【気づき】という意味は、
自分の主観や思い込みに気づいて、
現在地=今の自分を正しく知りましょう
という意味です。
Step1で主観や思い込みに気付き、
現在地=今の自分が分かると、
自分が心からやりたいこと、
本当のニーズが見えてきます。
しかし、今は本当に情報過多の時代。
自分からわざわざ情報を取りに行かなくても
日々たくさん情報が入ってきます。
そんな情報に刺激を受けて
「これも楽しそう」
「これもやってみたい」などと
思いついたことを
あれもこれも取り組もうとすると
時間が足りなくなってしまいます。
一つ一つは本当にやりたいことでも
バラバラな状態になってしまうと、
幸せ感にはつながりません。
たとえば、
お部屋のインテリアを考えるときに、
好きな家具をたくさん買い集めたからといって
素敵な部屋になるわけではありません。
「どんな部屋にしたいか」という
全体のコンセプトがないと
一つ一つは好きな家具ばかりでも
「なんかまとまらない」
「居心地が悪い」という
残念な部屋になってしまいます。
Step1では現在地を見つけましたが、
その現在地の周りに
行きたい場所がたくさんあると、
どう進もうか迷ってしまいますね。
行きたい場所に全部行こうとすると、
忙しいだけで結局充実感がなかったり、
ちぐはぐな人生になってしまいます。
そこでStep2では、
具体的なニーズの本質を捉えて、
コンセプト(全体像・方向性)に
まとめていきます。
大まかな全体の方向性は、
目の前の二択から選んで決めるのではなく
本質をとらえて決めます。
たとえば、一日の予定なら
「映画館に行こうか美術館に行こうか」
という二択で考えるのではなく
「今日はどんな1日になったらいいか」と
考えていくと
自分が求めている本質が見えてきます。
キャリアデザインも同じです。
「どんな資格を取ればいいですか?」
というご相談を
お受けすることもよくあります。
どの資格がいいかという
個々の詳細を考える前に
「どんな生き方やキャリアを
望んでいるのか」という全体像を
考えていくと、本質が捉えられます。
本質が見つかれば、
どの資格を取りたいかという
枝葉の部分はおのずと答えが見えてきます。
Step3は【調べる】リサーチです。
旅行のときに事前に旅先の気候を調べて、
服装や持ち物を準備するように
「こんな生き方がしたい」という
自分の目指す方向性のリサーチをしていきます。
リサーチをすることで
知らなかった情報に触れ、
自分の視野や選択肢を広げることができます。
また、同じ目的地を目指すにも、
様々なルート生き方があります。
例えば、大阪から東京に行くのに
新幹線もあれば飛行機もあります。
ヒッチハイクや自転車で
冒険する人もいますね。
自分に一番合った方法を見つけるためには、
まずはどんな方法があるのか
リサーチをして選択肢を広げておく
必要があります。
自分が知らない、
頭の中の選択肢にない方法は選べないですから。
リサーチができたら、
自分に一番あうやり方を選んで
「こういうふうに進んでみよう」という
具体的な計画を立てていきます。
最後のStep5はテストです。
いくらちゃんとリサーチして計画を立てても、
実際に進んでみないと
何が起こるか100%予測することはできません。
やってみてはじめて分かることもあります。
たとえばドライブするときに
計画していたルートが
事故で進めなくなっていることもあります。
そんなとき
「予定通り進めないなら
もうドライブできない!」なんて
諦めてしまう必要はありませんね。
進んだ先で情報収集をして
迂回路を進んだり、軌道修正をしながら
進んでいけば大丈夫でしょう。
キャリアや生き方も計画通りにはなりません。
特に、はじめて
本当のニーズを叶えるために
生き方をデザインしていこうという方は、
これまでとはちょっと違う方向性や
やり方にチャレンジしようと思って
今このコラムを
読んでくださっているのではないでしょうか。
現状維持のまま変えたくない!という人なら
そもそもキャリアデザインをする
必要がないですからね。
今までとやり方を変えてみたり、
はじめてのことを試してみたりするときは
特に計画通りいかないことは多いです。
それが面白さでもあります。
ですから、Step4で決めた計画通り
実施することにこだわりすぎず、
全ての行動はテストと思って
試してみることが大事です。
進んだ先で
【1】現在地を確かめて
【2】コンセプトとずれていないか確認して
【3】進んだ先でまたリサーチをして
【4】次の計画を作って
【5】テストしてみて軌道修正する。
このようにStep1から5を繰り返しながら、
少しずつ生き方を作っていきましょう。
人生に完成品はありませんから、
キャリアやライフスタイルは
一度デザインして終わりではありません。
一生かけて常にデザインし続けていく
プロセスです。
逆にいうと、一度で大きな成果を
出す必要はないのです。
継続的にコンセプトを見失わずに
進み続けることが大事です。
生き方デザインの5つのステップ
いかがでしたか。
人生設計やキャリアデザインについて、
「取り組み方が分からない」というご相談も
とても多いです。
この5つのステップで考えることで、
取り組み方の流れが整理できます。
違和感があったり、
迷ったりしたときにも、
どの段階でつまずいていたのかを
分析して立て直しやすくなります。
うまくいかないときは、
このステップの順番が間違っていることが
とても多いです。
どこかのステップが抜けていたり、
一部のやり方が間違っていることもよくあります。
次に、それぞれのステップの抜けや
間違いで起こることを順にみていきましょう。
Step1が抜けていると、
現在地が把握できていない状態で
これからの道順を決めていこうという
キャリアデザインになります。
現状を間違って認識していますから、
強みが活かせません。
自分のニーズも把握できておらず、
本当にやりたいことではないことを
がんばろうとしているので、
モチベーションや行動が続きません。
これではどんなにがんばっても
うまくいきませんね。
Step2が抜けていると、
全体像、コンセプトをつくらずに
思いついたニーズを
「あれもやらなきゃ」「これもやらなきゃ」と
バラバラに追う状態になります。
やりたいことをやっているはずなのに
バタバタ忙しくて
充実感や幸せ感が薄いとか、
やりたいことがありすぎて
時間が足りない!と
焦りを感じたことはありませんか?
そんなときは、
時間が足りないのではなく、
コンセプトデザインが足りません。
目先のことをバラバラにやるのではなく、
本質をとらえて
全体のコンセプトにまとめることが大事です。
Step3は、
Step1で現在地を知り、
Step2で方向性を決めた後に、
その方向性のリサーチをします。
この順番が大事です。
Step1、2を飛ばして
いきなり情報を集めてもうまくいきません。
特に今は情報過多の時代です。
わざわざ調べなくても、
上手くいっている人の事例や
成功体験に関する情報が
たくさん入ってきます。
自分が求める方向性を
あらかじめ明確にしておかないと、
全方向の情報が集まりすぎてしまうのです。
ますますたくさんの情報に振り回され、
ますます迷ってしまいます。
SNSを見ていてキラキラした人の投稿に
焦ってしまう、疲れてしまうというときは
こういう状態です。
やみくもに情報を追うのではなく、
まずあなたの求める方向性を
考えていきましょう。
Step4の順番を間違えている場合、
Step1~3を行わずに
いきなりStep4で
行動計画を決めようとしてしまうことがあります。
年末や年度末に
来年の計画を立てようという方も多いでしょう。
自分の現在地と進みたい方向が分かっていて、
その方向のリサーチも
できているならいいのですが、
そのプロセスがなく、いきなり
「来年こそは!」と気合だけで
行動計画を立てようとすると
やはり行動が続きません。
せっかく意欲はあるのに
この順番を間違っていて行動が続かず、
年明けに「意志が弱くてダメだー」なんて
自分を責めてしまっては残念ですよね。
また、Step1~3を行わずに
計画を作ろうとすると、
目の前の二択から選ぼうと悩むことになります。
「優柔不断で決められない」という
ご相談をお受けすることも多いですが、
現在地も目的地も分からず、
リサーチもしてなければ
決められなくて当たり前です。
「決断力を持たねば!」なんて
気合だけでエイッと決めようとすると
自分の求める本質とはズレた決断を
してしまうことも多いです。
気を付けてくださいね。
最後のStep5が抜けている場合、
最初から全て計画しようとしてしまいます。
テストという概念がないですから、
「今分かる、決められる範囲で決めて、
テストしてみて
その結果を踏まえて次を考えよう」ではなく
Step4の段階で最初から10カ年計画みたいな
事細かな計画立てなければ!と
構えてしまいます。
また、最初から本番で
結果を出そうとしてしまうこともあります。
考えるだけでも何だかすごく
疲れてしまいますよね。
そんなふうに気合を入れて
やったからといって、
成功確率が上がるわけでもありません。
テストをして何が起こるのか
検証するという作業をしていませんから、
気合やプレッシャーとは裏腹に
むしろ成功確率は低くなります。
なんかもう
踏んだり蹴ったりじゃないですか。
また、思ったような結果に
ならなかったときに
最初のテスト結果というだけなのに、
「向いていない」と思い込んで
諦めてしまうこともあります。
すごくもったいないです。
こんなふうに、うまくいかないときには
5つのステップの順番が
おかしくなっていたり、
どこかが抜けていたり、
一部やり方が間違ってます。
がんばらないと!とそのまま突き進まずに
5つのステップを必ず確認してくださいね。
繰り返しお伝えしていますが、
自然体で自分らしく
幸せな生き方をしている人は、
「効果的な順序」×「効果的なやり方」で
生き方をデザインしています。
努力の量の問題ではなくて、
努力の方向性の問題です。
上手にデザインをすると、
苦しい方向の努力は減っていきます。
たとえば以前、私のクライアントさんで
こんな方がいらっしゃいました。
生き方デザインに取り組んだら
仕事量が減り、早く帰れるようになった。
それなのにお客様には
前よりも喜んでいただけるようになって、
やりがいも収入もアップした。
以前はすごく忙しくて疲れ切っていたのに、
今では「あれ?もう仕事終わり?
こんなに働かなくていいんだっけ?」と
思うこともあるくらい。
そんなふうにおっしゃっていました。
これはいいデザインができた証拠です。
自分の強みと
本当にやりたいことを活かして
成果を出すやり方をデザインしたら、
自然とそうなっていきます。
でも実は努力をしていない訳では
ありません。
やはり成果を出すには努力は必要です。
ただ、その努力を
「すごく努力してがんばってる」と
自分では思っていない状態になります。
人から見たらすごいことでも、
自分にとっては
息を吸って吐くようにできる強みを中心に
キャリアを組み立てているからです。
行動していても
それほど労力とは感じないのです。
また、本当にやりたいことというのは
楽しかったり、
強制されなくてもやってしまう、
やらずにはいられないことです。
モチベーションや行動も
自然と継続します。
ちなみに、
このクライアントさんには
「もし、時間があり余って退屈なら、
さらに仕事を増やして
稼ぐこともできると思いますが、
どうしますか?」とお伺いしてみました。
すると
「仕事のやりがいはすでに十分で、
お腹いっぱいです。
これ以上のお金よりも
自由な時間がたくさんある
今のライフスタイルが幸せです。
このままがいいです」と、
チョイスされました。
こんなふうに生き方を
自分で決められる
自由度や選択肢が増えることが、
生き方デザインに取り組む
一番のメリットだと私は思います。
ラクに成果が出るようになったうえで、
もっともっと働きたいぞー!という人は、
引き続きバリバリ働くことを
楽しめばいいのです。
どちらを選んでも自由です。
自分の生き方を自分で選べる、
コントロールできるという感覚を持てれば、
精神的にもめちゃくちゃラクですね。
能力はあるだけでは幸せにつながりません。
能力を「活用するスキル」があってはじめて
幸せにつながります。
ここでいう幸せというのは、
自分が幸せになることはもちろん、
自分以外の人を幸せにすることも含みます。
能力を活用するスキルには2種類あります。
一つ目は、デザインスキル。
能力の使い方や組み合わせ方を
考えていくために必要なスキルです。
たとえば、資格や経験があるだけでは
幸せにはなれません。
そのスキルを課題解決や、
人が楽しい気持ちになれること、
生活が便利になることなどに
活用できてはじめて、
持っている能力が自分や誰かの幸せに
つながります。
さらに、一つ一つは平凡な能力でも
組み合わせることで差別化ができたり、
面白いことができたり、
活用できる範囲がぐんと広がります。
そして、こんなふうに
組み合わせたり活用するための能力を
新たに習得する必要はありません。
Step1のところでお話ししたように
自分で過小評価して活用できていない
強みがすでにあるからです。
それを見つけて活用したり、
組み合わせるだけで幸せにつながります。
能力を幸せに活用するスキルの
2つ目が心理学です。
客観的にはうまくいっていて、
人からは「順調ですね」と言われるような
人生を送っているのに、
本人はプレッシャーでいっぱいとか、
あまり幸せを感じられてない
ということも多いものです。
能力を活用して成果を出せたら
幸せというわけではなく、
感受性や幸せを感じる力が必要です。
ゼロに何をかけてもゼロ。
幸せを感じる感受性がないと、
何をやっても
楽しさや幸せにはつながりません。
このコラムでお伝えしてきた
生き方デザインは、
デザイン=設計と、
心理学を組み合わせた独自のノウハウです。
あなたが今持っているものを最大限生かし、
今の等身大のあなたのままで、
もっと幸せに楽しい日々が
送れますように、
このノウハウを活用していただけたら
嬉しいです。
次回のコラムは、生き方デザイン
Step1【気づき】現在地=今の自分を知る
について、詳しくお伝えします。
ぜひ続きもご覧ください。
常光瑞穂(じょうこうみずほ)
心理コンサルタント/キャリアコンサルタント
経営者・ビジネスパーソンが本当のニーズをかなえるための生き方デザインをお伝えしています。