弁護士として中小企業の事業再生やM&A、事業承継など、事業を将来につないでいく仕事をしています。これらの案件は、経営者にとり大きな問題で、専門家から客観的に見ると「今すぐ取り組む方が絶対にいい」と分かりますが、依頼者の方の気持ちがすぐにはついてこず、以前は歯がゆい思いもしました。
心理学を学び、自分を含めた人の心の動きを以前より客観視できるようになりました。そのお陰で、依頼者の心理的状況やその変化に対する理解も進み、以前より円滑にコミュニケーションを図ることができ、適切なご判断をしていただけることが増えました。
また、自分のやりたいことや強みを深堀りでき、より専門分野に特化できるよう仕事のやり方を変えました。家族やプライベートの時間も優先順位をつけてとれるようになり、受講前後で幸福度、生きてて楽しいなという度合いがかなり増えました。

経営者に適切なご決断をしていただけない歯がゆさがあった

頭ではわかるけど気持ちがついてこない依頼者への対応

私は弁護士として、中小企業の事業再生といって、資金繰りや経営状態が厳しくなった会社の再建のお手伝いをメインの仕事にしています。その他にも、M&Aや事業承継という形で、事業を将来につないでいく仕事をしています。

これらの案件は、その企業にとって最重要の案件であることがほとんどです。経営者にとっても大きな問題であり、かつ、頭の痛い問題です。

だからこそ、依頼者の方の心の動きが難しかったり、「やらないといけないことは分かっているが、なかなか着手できない」というふうに、すぐには気持ちがついてこないことも多いと感じます。

僕たち専門家から客観的に見ると「今すぐやる方が絶対にいい」と分かりますが、そこにいきなりは依頼者の方の気持ちはついてこない。

「じゃあ今すぐ金融機関との交渉を始めましょう」とか、「金融機関の返済を止めて交渉しましょう」というようなことは、依頼者の方にとって受け入れがたく、なかなかご決断いただけないことも多く、以前は歯がゆい思いをすることもありました。

講座を受講して、自分も含めて、以前よりも人の心の動きを客観視できるようになりました。そのおかげで、お客さんの心理的状況やその変化に対する理解も進み、以前より円滑にコミュニケーションを図り、適切なご決断をしていただけることが増えました。

一番大きな変化は自分自身の心がはじめてわかったこと

激務のダメージが気づかないうちに蓄積していた。

でも一番大きな変化は、自分自身の心が分かったことです。

今までも自分で、成果をあげないといけないなとか、こういうことをやりたいなと思う気持ちはありました。でも目の前の仕事に追われ、日々の忙しさに流されていく中で「しんどいな、肉体的にも精神的にもつらいな」と思うところが色々ありました。

やはり弁護士の仕事は激務であり、比較的ストレスの多い仕事です。日々の激務の中にさらされていると、徐々に精神的ダメージが蓄積されていきます。講座を受講する前は、「やりたいことはあるけれど、売上の問題もあり気の進まない仕事も受けざるを得ない」と感じていました。

それが、この講座を受講して、自分自身との対話、自分が無意識に思っている潜在意識を顕在化するやり方を教えていただきました。

自分が本当にやりたかったことがはじめて分かった。

「本当に自分がやりたかったことは何なんだろう」と深堀して考えるようになり、「自分がやりたかったことは、こういうことなんだな」と、徐々に分かってきました。

限りある時間の中で優先順位をつけていくと、今、僕がやるべきことはどういうことか、この講座を受けて初めて分かりました。

やはり自分自身の専門である事業再生・継承・M&Aにより集中して力を発揮できるようにしたいという想いが明確になりました。

そして、気の進まない案件でも引き受けざるを得ないという考え方ではなく、自分の専門分野に特化できるように仕事のやり方を変えていきました。そのおかげで以前よりストレスは少なく、以前よりも良い成果が上がっています。

その自分自身と向き合う中の一つのツールでもあると思いますが、目標を明確に掲げ、それを繰り返し反復してみることで、ストレスなく自分の好きなことやって成果を出していく仕組み作りを教えてもらえました。

幸福度、生きてて楽しいなと感じる度合いがかなり増えた。

その結果、他者との変化で言うと、依頼者との関係で、今までよりスムーズに、交渉や打ち合わせを進められるようになりました。

それよりも一番大きな変化としては、やっぱり自分自身の仕事への向き合い方です。

家族やプライベートの時間も、自分の中で優先順位をつけてやれるようになって、受講前後で幸福度、生きてて楽しい度合いはかなり増えました。

常光さんは不思議な人…

講師の常光さんは非常に柔らかい雰囲気を持った不思議な人です。常に相手の良いところを見つけようとしていて、相手を傷つけることなく問題点を気づかせ、より良い方向に導く不思議な人です。

特に、個別面談で話をしてみると、8割5分くらいこちらが話をし、常光さんが1割5分の受け答えをするだけなのに、自分の疑問や悩みが解消しています。本当に不思議な人ですね。

本を読むのとは違い、多様なメンバーからの様々な気づきが得られた。

性別、職業、年齢その他いろいろな違いがある人と一緒に学び、ワークをシェアすることによって、自分自身の個性の理解や他者の理解が進みます。本を読んでいるのとは違い、グループワークであるからこそ様々な学びを得ることができました。

講座も懇親会も自由な雰囲気で終始楽しく学ぶことができました。

競争が厳しさを増している士業にこそ、心理学は有用。

僕がこの講座を受講したきっかけは、知り合いの方からの紹介です。

「すごい人を見つけた!この人の話はぜひ聞いた方がいい」と強く勧められ、「この人が言うなら受けてみようかな」と思い、セミナー受講を決めました。

日に日に厳しさを増す競争環境の中で、継続的な学びは不可欠

士業の競争環境は日に日に厳しさを増しています。だからこそ、継続的な学びという自己投資が不可欠であると僕は感じています。

今回、自分が心理学を学んでみて、「自己の理解による専門性の向上」「他者の理解による顧客サービスの向上」という両面において、成果がありました。心理学は士業にとって非常に有用だと思います。

受講には当然、それなりに費用もかかります。僕自身は目に見えて「この講座を受けたから、このお客さんから仕事をとった」と言うような直接的なつながりで説明できるようなことがあったわけではありません。

でもやっぱり自分自身が楽しそうにやっているのは周りには分かるようで、それで仕事の話につながっていることもあります。

ですから、お金の面で言っても回収はすぐできてるだろうなという感覚もあります。

そして、継続的な学びは自己投資の一環ですから、投資をするとなれば、お金の投資と同じく、早く投資した方がその後のリターンも大きくなります。

僕自身は36歳の時に受けましたが、30歳手前ぐらいとか、ちょうど仕事をして色々悩みが出てきた時に受けるのが一番効率的にいいと思います。

僕はもうちょっと前に、もし受けることができていたら、投資効率としては、もっともっと良かったのかなという気はしています。

お金の観点でも、自分自身のためという観点でも、興味があるのであれば、ぜひお早めに受けていただいた方がいいかなと思っています。

忙しさの一番の弊害は学ぶ時間が失われること

また、お金の面だけではなく、受講前は業務が忙しく、講座に参加する日程が確保できるかという心配もありました。でも受講してみて、忙しいと思っていても、前もって予定を決めてしまえば意外と何とかなるものだなと実感しました。

振り返ってみると、そのように忙しさに追われて、自分にとって大切なことを後回しにしてしまっていたこと自体が、自分のストレスやつらさの原因だったので、忙しさを理由にあきらめなくてよかったと思っています。

これからも、仕事だけでなく、自分の人生そのものを豊かにするために、講座での学びを活かしていきたいと思っています。

弁護士 溝渕雅男様

「経営者が命をかけて育ててきた事業だからこそ、一つでも多くの事業を再生させ、利害関係人の幸福に貢献したい」との想いをもち、事業再生・承継・M&Aを専門とする。

メルマガ「再生・承継・M&Aレポート」を毎週発行。再生・承継・M&Aの詳細なレポートは多くの専門家・経営者からも支持されている。

法律知識のみならず、ビジネス書から歴史書や漫画まで、圧倒的な読書量と学びの量で様々な分野に造詣が深い。ハードワークもいとわない姿勢と、明るく前向きで意欲的なお人柄、自由な発想力で、多くの経営者からの信頼が厚い。

溝渕先生がパートナー弁護士をつとめる事務所はこちら。

共栄法律事務所

http://www.kyoei-law.com/