幸せライフキャリアデザイン
コンサルタントの常光です。
今日は、ご質問にお答えする形で
「決断力を高める2つのポイント」
についてお話しします。
目次
Uさんからのご質問です。
人が、何かの決断を迫られ、
窮している時に、
多分、自分を見失っているのでしょうが、
このようなときに
自分自身を見つけるための
チェックシートみたいなものがありますか?
あるいは、このような状況を
脱する手立てがありますか?
ご質問ありがとうございます(^-^)
ご質問の中に
「多分、自分を見失っているのでしょう」と
書いて下さっていますが、
全く見失ってないですね。
本当に自分を見失っている時には、
自分の気持ちが
分からなくなっていることや
視野が狭くなっていることすら
気づきません。
こういう疑問を持てること自体、
全くご自分を見失っていない証拠です。
そのうえで、このコラムでは
ご質問の「このような状況を
脱する手立て」として、
決断力を高めるためのポイントを2つ
お伝えします。
「決断力を高めたい」
「迷ったときにどう決めたらいいのか」という
ご相談はとても多いです。
本当にやりたいことを実現するために、
決断力を高めて
自分らしく進んでいきましょう。
決断力を高めるための
1つ目のポイントは
白でも黒でもない
グレーな第3の選択肢をつくることです。
決断できないときは
ほとんどの場合
極端な選択肢で悩んでしまっています。
そしてその極端な選択肢のどちらも
しっくり来ていない状態です。
Aがいいか、Bがいいかと
悩んでいて決められないときは、
本当に求めているものは
AでもBでもない、Cです。
たとえば、
仕事のオファーをいただいて、
やるかやらないか
決めかねている時は、
「やる」「やらない」という
どちらの選択肢も
帯に短し、たすきに長し。
しっくり来ていない状態です。
どちらかがしっくりくるなら
悩むまでもなく選んでいますよね。
オファーは嬉しいけど、
ぜひやりたいとまでは思えていないとか、
気がかりな点があったり、
モヤモヤするところがある。
かといって
全く興味がないわけでもなく、
断ってしまうのもったいないし、
後悔してしまいそうな気がする…
そんな状態です。
つまり、気持ちは
「やる」でも「やらない」でもない、
その中間のどこかにあります。
それを無理やり
「やるかやらないか」という
2択で振り分けようとするから
決められません。
白でも黒でもないグレーなものを
無理やり
「どちらかと言えば白に近いか」
「どちらかと言えば黒に近いか」と
分類しようとするのではなく、
「白でも黒でもないこの色味のグレー」という
第3の選択肢をつくりましょう。
仕事のオファーの状況なら、
どういう内容や条件だったら
ぜひやりたいと思えるのか、
相手の方にもメリットがあるのか、
第3の選択肢をつくって
逆提案するのがいいでしょう。
逆提案できるほど
自分の気持ちがまとまらなかったり、
相手のメリットがよく分からないなら、
率直に想いを伝えて、
相談するのがいいでしょう。
例えば「この部分はぜひやりたいけど、
この部分は時間的・体力的に難しそうで
決めかねています」のように伝えてみたら、
相手の方が
「ではこういう形ではどうですか?」と
Win-Winな第3の選択肢を
つくって下さることもあります。
そうして道がひらけていきます。
条件が折り合わなければ、
当然今回はご一緒できません。
しかし、その場合でも
お互いにゆずれない条件や
できることできないことの
相互理解ができます。
それが別の機会につながっていきます。
自分の気持ちに向き合ったり、
率直にそれを伝えるのは
怖いことでもあります。
私も「言いづらいなぁ」とか
「怒られるんちゃうか」とか
「ガッカリさせて申し訳ない」とか
ヒヤヒヤ、ドキドキしながら
お伝えすることもあります。
冷や汗、わき汗びっしょりですw
だから、怖いことでもあるのですが、
無理しない自分にできる範囲で
少しずつでもその都度
考えるようにすると、
自分の気持ちも整理できます。
伝えていくたびに少しずつでも
分かって下さる方も増えていきます。
最初は怖いですが、
「○○さんはこういう人だから」と
分かって下さる人が増えていくと
だんだんラクになっていきます。
決断力というのは、
1回の重要な決断を
めちゃくちゃ情報収集したり
がんばって考えたから
高まるものではありません。
毎日起こる小さな決断や選択のたびに
「本当にやりたいのかな?」とか
「なんかモヤモヤするけど
どの部分が納得いってないのかな?」などと
自分に問いかけ、
気持ちを言語化する練習を
積み重ねることで
だんだん高まっていきます。
2つ目のポイントは
どんな決断も失敗や間違いはない
ということです。
決断の結果起こることを
「失敗や間違い」と捉えていると、
決められなくなります。
何かを決めて失敗するよりは、
「まだ決められない」という状態で
保留しておく方が安全と
思ってしまうからです。
決断力を高めるためには、
「決断の結果起こることは
全て失敗や間違いではなく
経験や成長」と捉えていきましょう。
これは、何かがうまくいかなくて
ガッカリしたときに
「失敗ではなく経験だ」と
言い聞かせるのでは遅いです。
やってみる前から
「もしやってみて
思った結果にならなくても、
それは失敗ではなく経験。
どちらにしても成長できるよ」と
思っておくと、決断しやすくなります。
事前にどんなに情報収集したり、
自分の気持ちを確かめ、
コミュニケーションをとって進めても、
やはりやってみないと分からないこと、
やってみて初めて分かることは
絶対にあります。
やってみた後で
「こうしておけばよかった」とか
「これはやらなければよかった」と
後悔することもあるでしょう。
しかし、やってみて後悔するのは
悪いことではありません。
それどころか、
後悔できるのは、成長した証です。
何かを「選択してやってみる」という
プロセスを経なければ
見えていなかったことが
見えるようになった、
理解できるようになった。
そんなふうに成長したから
後悔できるのです。
後悔するたびに
次はもっといい決断や選択が
できるようになります。
後悔するのは遠回りではなく、
最短距離です。
私自身もそういう経験を
何度もしてきました。
1つ例を挙げると、
私は大阪に住んでいますが、
コロナ前に東京でセミナーを
定期開催したいと1年くらい
試行錯誤をしたことがありました。
当時、大阪では定期的に
セミナーを開催していたため、
場所を変えるだけだから、
東京でも同じようにできるかなと
簡単に考えていました。
やってみると想像以上に
めちゃくちゃ大変でした。
私は方向音痴なので、
土地勘のない場所での仕事が
予想以上に大変だったのです(;^_^A
大阪でやるのと全く違うな~
5倍も10倍も大変だなと体感し、
試行錯誤の結果、
東京での開催はやめようと決めました。
私にとっては
その時間と労力を
オンライン化に使った方が
より効果的だと分かったからです。
でも東京でやってみたことは
ムダや間違いではありませんでした。
「こんなに労力がかかる」と
大変さが身に染みて理解できたからこそ、
そのリソースを
オンライン化に使う方が絶対にいい!と
心から納得できたからです。
ホームページの改修や
YouTubeもそのおかげで始められました。
動画やコラムをつくるのは
時間もかかり、大変ですが、
一度つくれば私が寝ている間にも
ご覧くださる方もいらっしゃいます。
半永久的に全国どこからでも
ご覧いただけますから、
方向音痴な私が慣れない土地で
何度もセミナーを開催するよりも
よりたくさんの人に知識を伝えて
お役に立つことができます。
もし私が、
東京でセミナーを続けられないことを
「失敗」と捉えていたら、
なかなかやめる決断ができずに
苦しい状況に
追い込まれていたかもしれません。
あるいは、
「失敗したらイヤだから」と
最初からやってみることも
できなかったでしょう。
結果的にやめてしまったのなら
最初からやらないのと同じでは?と
思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
でもこれは全然違うんです。
もし、一度もやってみていなければ
「東京でセミナーやらないんですか?」と
聞かれるたびに
「やっぱ、やったほうがいいのかなー?
その方がお役に立てるかなー?」なんて
グルグル考えていたと思います。
そういう「やったほうがいいのかどうか」と
考え続ける時間やエネルギーは
地味に大きいです。
今は、「東京でやるかどうか」を
考える時間やエネルギーは0です。
ですから、
うまくはいきませんでしたが、
やってみてよかったなと、
心から思っています。
その時々で自分がしうる
ベストな選択をしていても、
人は成長しますし、視野も広がります。
そうしたら
さらにより良い選択肢が
とれるようになります。
過去の自分を「ダメだ」と思うのではなく、
「こっちの選択肢のほうがいいよな」と
気付いた時点の自分を
「成長できたな」と認めて、
その都度軌道修正して進んで行かれたら
いいのではないでしょうか。
「後悔しないように、失敗しないように」と
決められないより、
「後悔するのは成長している証拠。
すべて経験」と受け入れられると
決断力が高まっていきます。
本日は、
決断力を高めるためポイントとして
1.白でも黒でもない、
グレーな第3の選択肢をつくる
2.決断の結果起こることは
全て経験や成長
の2点をお伝えしました。
Uさん、ご質問ありがとうございました。
ご参考になれば幸いです。
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